アイテムを装備したり捨てたりしたときに、アイテム一覧を再表示するように変更

ユニットの持ち物メニューで「装備」、または「すてる」で「はい」を選択したときにコマンドメニューまで戻っていたのを、持ち物メニューを再表示するように変更しました。

FE5の持ち物一覧では、装備したり捨てたりしたときにウィンドウが閉じてしまうのが地味に不便でした。ウィンドウが閉じることで記憶が失われ、何を操作したのか分からなくなってしまうんですね(ドアウェイ効果の一種と思われます)。

そのため装備を変更したときは、再び持ち物を見て、現在の状態を確認した上で閉じるという無駄な操作が発生しがちでした。今回の変更はそうした不便さを解消します。

元の設計思想についての考察

今回、ハックとしては特に難しいことはしていません。アイテムを捨てるときの「はい/いいえ」ウィンドウをキャンセルしたときは持ち物一覧に戻ることから、「装備」と「すてる」の終了処理をその処理に差し替えただけです。

つまり持ち物メニューを再度出すことが技術的に難しかったわけではないので、意図した設計としてこの画面遷移にされていたのだと思います。

装備したときは、それで操作が完了していると考えれば、コマンドメニューに戻るのも間違っているとは言えません。しかし、操作後の状態を確認しないで安心できるほど人間のメンタルは強くないでしょう。この画面遷移を設計した人はちょっと人間に期待しすぎていると思います。

捨てるときについても、それで操作が完了していると言えなくもないですが、複数のアイテムを捨てたい可能性があるため閉じてしまうのは少し不親切です。閉じたければBボタンを押せばいいだけなので、ウィンドウ表示を維持しておくべきだと思います。

追加機能について

この改修によって持ち物整理がやりやすくなったため、ユニットの持ち物メニューに「上移動」コマンドを追加しました。エンゲージの「並べ替え」コマンドと同様に動作します。

追記

アイテムを捨ててアイテム欄が空になったときはコマンドメニューに戻るように修正しました(アイテムを持っていないのにアイテム欄を開いて表示がバグる状態となっていました)。これを嫌がって原作のような実装になっていたのかもしれません。