確率によって行動したりしなかったりする敵の動作を変更

確率によって行動したりしなかったりする敵の動作を変更し、特定のターンごとにのみ行動するようにしました。

  • 16章Bラインコック(行動確率20%)は、5ターンに1回行動に変更されました。
  • 23章初期配置のダークマージ2体(行動確率50%)を、1体は奇数ターン時のみ行動、もう1体は偶数ターン時のみ行動に変更されました。

FE5には確率によって行動したりしなかったりする敵がいます。おそらく100%行動すると強すぎてプレイヤーが理不尽に感じるため、ときどき様子見させるように制御しているのだと思いますが、乱数の偏りによって全く行動せず異様に簡単になったり、あるいは毎ターン行動して異常に難しくなったりして結局は理不尽に感じたりする問題がありました。今回の変更はそういったブレを緩和するための施策です。

ただし、ターン数で判定すると別の問題もあります。行動するターンでは、再行動した場合も必ず行動してしまうんですね。試しに12章外伝のティナを奇数ターンごとに行動するように変更してみたところ、踊る→再行動のコンボで1ターンに3回盗まれたため、ティナは確率判定のままにしています。

仕様について

行動確率70%は4回に1回休み、行動確率80%は5回に1回休みに変更しました。また、行動確率50%については、奇数ターンに行動するものと、偶数ターンに行動するものを用意しました。これは特定のターンに行動する敵・しない敵が偏らないように散らす目的で使います。

今回の変更は、アルゴリズム全体の確率判定処理のみの変更です。特定のアルゴリズムには、それ自体に確率判定が含まれているものもあるため、今回の変更にかかわらず、そのアルゴリズムは確率で行動したり行動しなかったりします。第12章外伝のティナはこれを使用しています。他にも確率で行動するように設定された敵はいますが、今回の説明では割愛します。

これらの変更はまだ実装の初期段階です。今後プレイテストを行い、動作に問題があると思われる場合は調整を行います。プレイされてみて、敵の動作がおかしいと感じた場合はお知らせください。

追記

ハードモードおよびマニアックモードでは別の値を指定できるように変更し、ノーマル→ハードおよびマニアックで以下のように変化するようにしました。

  • 3回に1回休み→5回に1回休み
  • 4回に1回休み→6回に1回休み
  • 5回に1回休み→7回に1回休み
  • 5回に1回行動→3回に1回行動
  • 奇数ターン時のみ行動→変更なし
  • 偶数ターン時のみ行動→変更なし

また、マニアックモードでは、行動しないように設定されたターンも33%の確率で行動するように判定を追加しました。これによりマニアックモードでは従来のように確率で動いたり動かなかったりするのを見られるようになりました。マニアックモードをプレイするような人は確率による変動を受け入れるだろうと想定しているため、この仕組みを導入しました。