ユニットのHPが減ったときに減少度を示すバーが表示される機能について、Zane氏が公開している最新版に更新しました。アクセシビリティに配慮したハイコントラスト版を一部改変したうえで使用しています。

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表示を11段階(実質10段階)に細分化
今まで当ハックでは古いバージョンのHP Barsを使用しており、5段階表示となっていました。Zane氏の最新版では13段階となっています。これはユニットの描画領域の16ドットをフルに使用してHPバーを描画するようにして実現されていますが、16ドットをフルに使用すると隣接するユニットのバーとくっついて見えてしまうため、左右1ドットずつ削って11段階としました。
GBAFEの改造で実装されているHPバーも14ドットで制作されているので、GBAのハックもプレイされている方は違和感なく受け入れられるのではないでしょうか。
プログラム的には11段階で分けていますが、瀕死の際に表示されるゲージを1ドットで描画するとバーが表示されていないかのように見えてしまい、HPが減ったユニットの見落としによる事故が起きそうだったため、バーの長さの下限は2ドットにしました。なので実質10段階となっています。
HPが半分以下のときの表示を変更
HPが半分以下のときはバーが黄色くなるように変更しました。当ハックではHPが半分以下になったときはステータス画面でのHP表示を赤くするようにしているため、その仕様に合わせています。バーを赤くするとマップ上で埋もれて見えてしまうためブライトイエローにしました。
また、パレットの使い方の都合上、各フェイズ開始前のイベント中~フェイズ名の表示中と、マップ戦闘の間は全ユニットのHPバーを非表示とするように変更しました。それらの時間が終わるとバーは再び表示されるため、プレイしていて不便に感じることはおそらくないはずです。この変更により、16章Aなどで大量のユニットが横に並ぶことによるスプライト欠けも(マップ戦闘の間は)改善される可能性があります。
謝辞
この機能はZane Avernathy氏がGitHubで公開しているソースを一部改変して使用しました。ありがとうございます。